貴金属の中でも代表的なものは金・銀・プラチナが一般的ですが、昨今は金の価値の上昇ばかりが目立っていますが、昔は金よりもプラチナの方が高く価値がある貴金属だった時代もありました。
産出量の関係で買い取り価格が逆転してしまった金とプラチナですが、ウェディングジュエリーなどでその人気は昔から根強いものがあります。
今回はそんなプラチナのお話しをご紹介していきます。
850とか900とか刻印があるけどこれって何?
金・銀・プラチナには純度があり、その純度の違いから作られるアクセサリーやジュエリーなどに違いがあります。
例えば、18金は純度が75%で、残りの25%は銀と銅の合金を使用される事が多いです。
純度が高い方が柔らかく傷つきやすい性質があり、純度を低くすることで混ぜ合わせた合金のおかげで硬度が増しキズなどに強くなります。
プラチナはPTの後に850・900・950・1000という刻印が打たれ、日本のプラチナ製品はその品位が保たれています。
それ以下の純度のものもありますが、日本では850未満の純度のものはプラチナの品位と認められないという厳しい基準があります。
純度が高いとなにがいいの?
金やプラチナは純度が高いと柔らかくなりキズが付きやすくなります。
その部分はデメリットとして考えられますが、特にプラチナは純度が高くなればなるほど少し黒みがかってきます。
その柔らかさのせいで加工が難しいため、ブランド製品を中心にその価値を高めるために使用される場合や、インゴット・コインなどの資産価値の高い保存用として使われています。
純度の違いと価格の違いについて
純度が高いとその価値も高くなると思っている方がほとんどではないでしょうか。
実際、金は純度が高くなるに比例して価値や買取価格が高くなります。
ところが、プラチナは価値が高い順に、
PT1000
PT900
PT950
PT850
となっています。
PT950とPT900ではPT900のほうが価値が高くなっていますが、これは割金と呼ばれる純度を下げるために混ぜられる金属でパラジウムが使われています。
このパラジウムも貴金属の一つで、パラジウムとプラチナの割合の関係から価値が逆転してしまいます。
PT850もパラジウムが混ぜられていますがプラチナ自体の重さが減ってしまうため価格がそこまで高くなりません。
プラチナを高く売るコツとは
純度によって多少の価値が変わりますが、そこまで大きい差があるわけではないのであまり気にすることもありませんが、お手持ちのアクセサリーを少しでも高く買い取ってほしいと誰もが思いますよね。
プラチナを高く買い取ってもらいたいなと思ったらぜひやってもらいたいことは、お手入れをしてあげることです。
リングやネックレスなど宝石などが付いていないアクセサリーは、地金と呼ばれ買取店で売った後は別な商品に加工したりインゴットと呼ばれる延べ棒に溶かされて加工されます。
しかし製品としての価値があれば査定金額にも多少のアップの可能性もありますので、汚れを取ったりなどのお手入れや、付属品などがあればそういったものも査定前に準備するようにしましょう。
おわりに
プラチナ製品に刻印されている数字はその純度を表す大切な刻印です。
純度によっての特性により加工されるアクセサリーの部位が変わりますが、プラチナは純度のさによる価格差が金に比べて少ないのが特徴なので買取りをしてもらう際はあまり気にしなくてもよいかもしれません。
地金としての評価ももちろん、製品としての価値や、お客様の思い出もしっかりとお伺いしてお値段をご提案させて頂いていますので是非おたからやスーパーアークス光星店へお越しくださいね。
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